協会活用のススメ わからないことは協会へ
葛岡達司(左京)
私は2年前に医院を継承、開業したのですが、すべてにわたり新規開業と同様な手続きが必要でした。開業時には数多くの事務的な書類作成や届出、近畿厚生局の個別指導や京都市の立入調査を受けなければなりません。大過なく、どうにか乗り越えられましたのも、すべて京都府保険医協会の皆さまのおかげと心から感謝しています。
保険医協会では、2カ月ごとに新規開業に伴う個別指導、立入調査対策の講習会を開いておられますし、同じ間隔で保険基礎知識やレセプト審査に対する基礎講習会を開いておられます。私を含め職員も参加させていただき、とても勉強になりました。2カ月ごとに開催されていますので、何回でも参加し復習できるのでありがたい限りです。
また、カルテの記載や請求方法などについて、わざわざ保険医協会より医院に来ていただき詳細に点検、指導していただき、大変勉強になりました。新規および継承開業の先生方、職員の皆さまは是非とも保険講習会を受講されるようにお勧めいたします。決して、新規個別指導や立入調査で緊張することはありませんから。
また、毎日の診療で困ったことやレセプト請求などで分からないことがあれば、電話照会させていただいています。すぐに担当の方より正しい回答が得られ、さすがに保険医協会の皆さまと、感心感謝しています。
過日、DVの疑いのある方が診察に見えました。ご本人は内密にしてほしいとの希望でしたが、医院としての対応に迷い協会に電話すると、すぐに法律的な問題を含め回答があり、今後の事例の参考になりました。
これはほんの一例ですが、当院ではいつも「困ったとき、分からないことは協会へ聞こう」が合言葉になっています(そのため、ちょっとした些細なことでも電話しご迷惑をおかけして申し訳ありません…)。
これからもずっとお世話になりますが、どうぞご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。