協会共済制度関係会社2012年度決算
※( )内は2011年度の数値
斡旋融資制度
京都銀行は「積極的なコンサルティング機能の発揮により、中小企業者の経営安定・成長発展を支援し、地域経済の活性化に貢献する」ことを基本方針とし、京都府保険医協会との斡旋融資制度でも健闘している。また13年3月末に中小企業金融円滑化法の期限が到来し、積極的な経営改善支援への取り組みを進めるだけでなく、従来以上に安定的な資金供給に努め、地域経済の活性化に貢献することも重要な課題としている。
株式会社京都銀行 | ||
自己資本比率 | 国内基準(4%以上) | 新12.81%(旧12.89%) |
国際統一基準(8%以上) | 13.64%(14.26%) | |
開示債権の引当・保全状況 | 残高 | 1,404億円(1,444億円) |
保全率 | 88.4%(86.4%) | |
当期純利益 | 144億円(154億円) | |
総資産 | 7兆6,158億円 (7兆3,470億円) |
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格付け(R&I) | A+ |
保険医年金制度
株高の運用環境により、本業のもうけを示す基礎利益が各社とも増益となった。含み損が続出した中間決算時点よりも金融市場が好転し大幅に改善している。国債の利回りが上昇傾向にあることから資産運用を見直す動きも出ているが、安定した収益の確保と資産の健全化を目標にし、市場リスクとのバランスを重視した投資を実行するとの方針を示している。過大な損失の発生を防止するため、リスクを許容範囲に抑制する体制の整備を行うなど、各社はより一層の資産運用の健全性に向けた取り組みを行っている。
三井生命保険株式会社 | 明治安田生命保険相互会社 | 富国生命保険相互会社 | ソニー生命保険株式会社 | 日本生命保険相互会社 | 太陽生命保険株式会社 | 第一生命保険株式会社 | |
基礎利益 | 529億円 (300億円) |
3,945億円 (3,709億円) |
775億円 (692億円) |
800億円 (716億円) |
5,465億円 (5,443億円) |
672億円 (575億円) |
3,145億円 (3,024億円) |
実質純資産額 | 6,925億円 (4,747億円) |
5兆9,405億円 (4兆244億円) |
1兆685億円 (7,067億円) |
1兆3,968億円 (8,714億円) |
10兆2,592億円 (7兆1,533億円) |
8,762億円 (5,776億円) |
5兆5,633億円 (3兆6,701億円) |
ソルベンシー・マージン比率※2 | 601.3% (486.7%) |
930.3% (749.6%) |
970.8% (741.1%) |
2,281.8% (1,980.4%) |
696.4% (567.0%) |
823.4% (747.3%) |
715.2% (575.9%) |
格付け(S&P) | BBB− | A | A− | A+ | A+ | A− | A |
医師賠償責任保険・休業補償制度
政権交代による景気回復への期待感や円高の是正等を背景に株価も上昇するなど、景気の持ち直しの動きがみられた。しかし損害保険業界では、自動車保険の損害率が高い水準で推移し、国内外で自然災害が多発するなど、依然として厳しい事業環境が続いた。このような中、協会関係各社は世界トップ水準の保険金融グループとして、企業価値の向上と健全な事業運営を行い、グループとしての総合力を結集してさらなる収益力の強化を行っている。その結果、十分な純資産を保持し、ソルベンシー・マージン比率も引き続き健全な水準を保っている。
株式会社損害保険ジャパン | 三井住友海上火災保険株式会社 | |
正味収入保険料 | 1兆3,273億円(1兆2,811億円) | 1兆3,142億円(1兆2,692億円) |
正味損害率 | 70.6%(80.6%) | 73.3%(84.8%) |
コンバインド・レシオ※1 | 103.4%(113.6%) | 105.7%(118.1%) |
当期純利益 | 291億円(△375億円) | 426億円(△1,306億円) |
純資産額 | 7,048億円(5,786億円) | 1兆1,920億円(9,326億円) |
ソルベンシー・マージン比率※2 | 645.6%(502.5%) | 581.3%(486.8%) |
格付け(R&I) | AA− | AA− |
※1 損害保険会社の保険本業での「収益力」を示す指標。正味損害率と正味事業比率の合算値。一般的にこの値が低いほど保険会社の収益性が高いといわれている。
※2 通常の予測を超えて発生するリスク(大災害等)に対応できる「支払余力」を有しているかを判断する行政監督上の指標のひとつ。この比率が200%を下回った場合、監督当局により早期是正措置がとられる。
解説 格付けについて
R&I 格付投資情報センター
保険金支払能力に対する格付けは、保険会社の保険債務が約定通り支払われる確実性についてのR&Iの意見であり、個々の保険契約の支払いの程度に対する意見ではない。
AA……保険金支払能力は極めて高く、優れた要素がある。
A………保険金支払能力は高く、部分的に優れた要素がある。
プラス(+)、マイナス(−)表示…AA格からCCC格については、上位格に近いものにプラス、下位格に近いものにマイナス表示をすることがある。
S&P スタンダード&プアーズ
発行体格付けは、証券の購入、売却、または保有を奨めるものではなく、また、時価や特定の投資家に対するその証券の適合性について言及するものでもない。
A………債務を履行する能力は高いが、上位二つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。
BBB…債務を履行する能力は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。
プラス記号(+)、マイナス記号(−)…「AA」から「CCC」までの格付けには、プラス記号またはマイナス記号が付されることがあり、それぞれ各カテゴリーの中での相対的な強さを表す。