協会けんぽの保険料率、北海道が最高8.88%/厚労省が試算  PDF

協会けんぽの保険料率、北海道が最高8.88%/厚労省が試算

 自民党の社会保障制度調査会・医療委員会と厚生労働部会は12月19日、合同会議を開き、「協会けんぽ」で都道府県別に設定する保険料率について厚生労働省から説明を受けた。厚労省は、2007年度の年齢構成や所得額などを基に都道府県別の保険料率を試算。最も保険料率が高かったのは北海道の8.88%で、最も低かったのは長野の7.84%だった。全国平均は8.35%だった。

 厚労省は、これまで全国一律に設定されてきた旧政管健保(現・協会けんぽ) の保険料率を都道府県別に設定することによって、地域の実情に応じた保険事業の促進を目指している。北海道に続いて保険料率が高かったのは佐賀の8.79%で、徳島の8.75%、福岡の8.70%が続いた。一方、長野に次いで低かったのは静岡の8.02%。山梨の8.07%、新潟の8.07%なども低かった。

 保険料率を都道府県別に設定した場合、高齢者が多く所得水準の低い都道府県ほど保険料率は高くなる。厚労省は、保険料率が大幅に上昇する都道府県に対して、13年9月まで激変緩和を実施することとしている。(12/22MEDIFAXより)

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