医院継承講習会開く
継承時の留意事項などを解説
親子間での医院継承や第三者間での医院継承時の税務関係や行政への手続きはどうするのか等について、協会は3月29日に協会会議室で「医院継承講習会」を開催した。
講師のひろせ税理士法人代表社員・花山和士税理士が、医院継承の考え方、継承時の留意事項、相続税・贈与税の改正を踏まえた節税対策などについて解説した。
継承時の留意事項では個人医院・経過措置型医療法人・基金拠出型医療法人別に解説した。個人では継承時に棚卸を実施すること、医療法人の継承では出資持ち分の整理が必要となる。役員の退職金を活用することでメリットが生かせることなどをアドバイスした。
また、2011年の税制改正大綱によると相続税・贈与税の半世紀ぶりの大改正で増税の方向が打ち出されている。しかし一方で、高齢者から若者への生前贈与を促すために優遇対象が孫にも拡大することが予定されている。これらの税改正を受けてスムーズな医院継承はどうすればいいのかについて解説した。