医薬品の国内生産3%増、過去10年で最大/09年生産動態統計  PDF

医薬品の国内生産3%増、過去10年で最大/09年生産動態統計

 厚生労働省医政局経済課は2月8日、2009年の薬事工業生産動態統計年報の概要をまとめた。医薬品の最終製品の国内生産金額は6兆8196億円(前年比3.0%増)で、過去10年間の最大額となった。輸出金額は1628億円(0.1%増)。輸入金額は2兆1265億円(14.4%増)と大幅に伸び、過去5年間で最大額となった。インフルエンザ治療薬などの抗ウイルス薬の輸入が大幅に伸びている。経済課は「国民医療費や薬剤費の伸びに伴い、国内生産や輸入も増えた」と見ている。

 医療機器の国内生産金額は1兆5762億円(6.9%減)、輸出金額は4752億円(15.0%減)、輸入金額は1兆750億円(1.4%減)。国内生産金額の減少率は過去10年間で最大。大手医療機器メーカーの売り上げ落ち込みなどがあったという。

 医薬部外品の国内生産金額は8228億円(1.7%増)、衛生材料の国内生産金額は539億円(0.6%減)だっ
た。(2/9MEDIFAXより)

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