医科の電子レセプト、5割超え/支払基金
社会保険診療報酬支払基金は4月24日の定例会見で、2009年3月の医科電子レセプトによる請求が件数ベースで50.2%に達したことを明らかにした。オンラインによる請求は22.3%で、1年前に比べ倍増していた。調剤なども含めたレセプト全体に占める電子レセプトの割合は58.7%(オンライン33.7%、電子媒体25.0%)だった。
09年4月審査分の特別審査委員会取り扱い状況は、対象となる40万点以上の高額レセプトが計1257件。内訳は医科は1197件、漢方製剤の投薬が4000点以上の医科41件、歯科19件だった。
このほか、薬局による調剤報酬のオンライン請求を支援する事業に関して、近く日本薬剤師会と業務委託に関する契約を結ぶことを明らかにした。オンライン請求の事務代行者となる各都道府県薬剤師会の委託を受け、調剤レセプトデータを支払基金の各支部からオンラインで本部に送信する業務を請け負う。支払基金によると、36道県が送信代行業務を委託する意向を示しており、ほかは国保連などに委託するなどの意向を示しているという。(4/27MEDIFAXより)