医療関連の機器・技術開発、前倒しへ/補正予算  PDF

医療関連の機器・技術開発、前倒しへ/補正予算

 今国会に提出を目指す2010年度補正予算案で、政府は、医療機器や関連技術の研究開発を前倒しで実施する方針だ。補正予算案には、医療機関と中小企業の連携による課題解決型医療機器や、がんの超早期診断・治療機器などの開発促進策などが盛り込まれる見通しだ。

 課題解決型医療機器の開発促進では、医療機関のニーズを抽出し、高い技術力を持つ中小企業に伝達。医療現場が抱える課題の解決を目指す。

 補正予算ではこのほか、関連技術の研究開発も加速させる。がんの超早期診断・治療技術や、幹細胞の評価技術・機器の研究開発が盛り込まれる見通し。全国どこからでも自分の診療情報を電子的に管理・活用する「どこでもMY病院」の具体化に向けた事業を盛り込む案も浮上している。

 政府・民主党は、「新成長戦略」の推進を補正予算の柱の1つに位置付けており、11年度予算概算要求の「特別枠」で要求された関連事業を、前倒しで実施する。(10/8MEDIFAXより)

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