医療連携体制は「一定程度有効」/厚労省・09年度政策評価  PDF

医療連携体制は「一定程度有効」/厚労省・09年度政策評価

 厚生労働省は9月1日、2009年度の政策実績についての「自己評価」を公表した。医療計画に基づく医療連携体制の構築などについて「一定程度有効と考えられる」と評価し、今後さらに施策を進めていくとした。

 救急医療体制の整備や周産期医療体制の確保などについては「すべての指標について改善傾向または前年度と同水準」とし、施策の効果が一定程度反映されていると判断した。医療安全確保対策の推進については、医療事故情報収集・分析・提供事業への参加登録医療機関数や、医療安全対策加算を算定している医療機関が増加していることなどを挙げ「各医療機関で医療安全に対する取り組みが進んできている」と評価した。

 感染症の発生・まん延の防止については、予防接種の接種機会の安定的な確保や、抗インフルエンザウイルス薬の備蓄などの事業が有効と評価した。適正な移植医療の推進についても、すべての指標が前年度より増加していることを挙げ「有効と考えられる」とした。(9/2MEDIFAXより)

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