医療費適正化計画、目標値見直さず/厚労省が中間評価
厚生労働省は4月8日、全国医療費適正化計画(2008−12年度)の進捗状況に関する中間評価を公表した。厚労省保険局医療費適正化対策推進室は、計画に盛り込まれた12年度の特定健診・保健指導や平均在院日数に関する目標値について「現段階では見直しに足るデータ蓄積がない」として、見直しをしない考えを明らかにした。
医療費適正化対策推進室の城克文室長は、目標値を変更しない理由について、特定健診・保健指導の実質的な実施期間が短かったことや、療養病床再編方針が凍結されたことなどを挙げ「今後の医療提供体制の効率化などの議論を、13年度からの第2期計画で反映させていこうと考えている」と述べた。
当初計画では計画最終年度の12年度に、特定指導の実施率70%、特定保健指導の実施率45%、平均在院日数(介護療養病床を除く)の全国平均を29.8日とするなどの目標値を設定していた。(4/11MEDIFAXより)