医療経済実調、調査票を送付/厚労省
厚生労働省は6月7日、医療経済実態調査(実調)の調査票を医療機関に発送した。
調査対象となるのは、病院、一般診療所、歯科診療所と1カ月間の調剤報酬明細書の取り扱い件数が300件以上の保険薬局。無作為抽出で8874施設を選んだ。
調査対象期間は2011年6月1日から6月30日までの1カ月間と、09年度分、10年度分。調査票の提出期限は7月末。10月下旬に集計結果を中医協で公表する予定だ。
調査票依頼書では、実調が診療報酬改定論議の基礎資料となる重要なデータであるとして、医療機関に協力を呼び掛けている。
調査票には自由記載欄を設け、東日本大震災の影響を把握するため▽入院や外来の患者数▽患者1人当たりの平均収益の増減▽医療機関従事者の異動の影響▽前回改定の影響─などを自由に書き込めるようにした。(6/8MEDIFAXより)