医療現場の向上に注力/再任で川端文科相
菅内閣で再任された川端達夫文部科学相は6月8日深夜、文部科学省内で会見し、医療現場の体制整備について「(医療の崩壊に)歯止めをかけ、向上させるために、できることは一生懸命やっていきたい」と述べ、引き続き医療政策に力を入れていく方針を示した。
川端文科相は医療現場の現状について「保険制度などで財政的な問題があるのは事実だが、現実に受けるサービスという意味での医療が、地域、あるいは診療科目で非常に劣化しているという現実に直面している」との認識を示した。
教育分野での課題では、医師養成数と大学病院について引き続き自公政権時代の政策の転換を進めていく方針を示した。大学病院の経営については「小泉内閣以来、経費を減らしなさい、運営費交付金は削減します、診療報酬は下げますなど逆方向への加速があった」とし、医療現場の体制整備に力を入れていく決意を示した。(6/9MEDIFAXより)