医療滞在ビザ、11年1月めどに発給開始予定
政府は10月8日に開いた新成長戦略実現会議(議長=菅直人首相)で、「21の国家戦略プロジェクト」に関する年内の作業工程表を示した。プロジェクトの1つで経済産業省が担当する国際医療交流では、創設を検討している「医療滞在ビザ」(仮称)について、2011年1月をめどに発給を始める予定とした。また、外国人医師・看護師による国内診療を進める規制緩和では、臨床修練制度の見直し案について10年度中に結論をまとめる方針を記した。菅首相は各大臣に対し、工程表に沿って作業を進め、年明けには進捗状況について報告するよう指示した。
「21の国家戦略プロジェクト」は、菅内閣が発足した6月、新成長戦略の一環として示された。
医療滞在ビザ創設に関しては、12月までに関係省庁の協議を終わらせ、海外の大使館などに通知。大使館のホームページなどで外国人に積極的に広報する予定だ。
外国人医師・看護師の臨床修練制度については、12月に見直し案を厚生労働省の社会保障審議会医療部会に報告し、議論を進めるという。(10/12MEDIFAXより)