医療扶助に一部負担、医師の7割以上が賛成/ケアネット調査  PDF

医療扶助に一部負担、医師の7割以上が賛成/ケアネット調査

 医師・医療従事者向け情報サイトを運営するケアネットが行った意識調査で、医師の7割以上が生活保護受給者の医療費一部負担に賛成するとの結果が出た。一方で「いったん支払ってもらって後日に返還」「受診施設の限定」といった違う方法を考えるべきとの意見が15.6%、現状のままでよいとする意見は11.3%あった。勤務形態別で見ると、病院医師の76.2%、一般診療所医師の64.9%が一部負担に賛成しており、窓口業務まで管理する一般診療所医師がやや低い結果となった。

 調査は2012年10月にケアネットのサイトの会員を対象にインターネットで回答を得た。有効回答1000人の世代別の内訳は▽30代以下17.0%▽40代35.8%▽50代35.9%▽60代以上11.3%─。勤務形態別では病院医師72.2%、一般診療所医師26.8%となっている。

●後発品義務付けも半数以上が賛成
 生活保護者への後発医薬品の使用を義務付ける案については、全体の54.1%が賛成、28.9%が現状維持でよいとした。ただ、一般診療所医師に絞ると、賛成40.3%、現状維持37.3%と意見が割れている。(11/8MEDIFAXより)

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