医療区分「変更なし」で合意/中医協・慢性期分科会
中医協・慢性期入院医療の包括評価調査分科会(分科会長=池上直己・慶応大教授)は9月9日、2010年度次期診療報酬改定に向けて08年度に実施した慢性期入院医療の包括評価に関する調査の報告書を大筋で取りまとめた。次期改定では医療区分そのものの変更はしない方向が固まった。
厚生労働省は報告書案で、医療区分などの妥当性について「おおむね妥当」とした06年度調査結果の分科会報告書以降、医療区分の採用項目にほとんど変更を加えていないとして「妥当性が維持されている」と記述した。
厚労省はこの日の議論を踏まえた修正を加えた報告書を取りまとめる。近く池上分科会長が中医協・診療報酬基本問題小委員会に報告する。(9/10MEDIFAXより)