医療保険部会、諫早医師会長を新任／日看協・坂本氏は退任

　厚生労働省は10月30日、社会保障審議会医療保険部会の改選後の委員を発表した。委員6人が任期満了になったことを受けて改選し、諫早医師会の高原晶会長ら4人を新たに任命した。9月30日付で任期切れとなっていた日本看護協会の坂本すが副会長は退任し、看護関係者として静岡県立大大学院看護学研究科の紙屋克子教授が就任した。諫早医師会は8月の衆院選で推薦候補は立てず、自主投票としていた。一方、日本看護連盟は次期参院選で自民党から出馬する候補者を組織代表として支援する方針を決めており、今回の委員改選は政権交代の影響が出たとの見方もある。

　任期切れに伴い退任するのは坂本氏のほか▽磯部力・立教大法学部教授▽大内尉義・東京大大学院医学系研究科教授▽西村周三・京都大副学長―の4人。高原氏と紙屋氏のほか、早稲田大法学学術院の和田仁孝教授、全国骨髄バンク推進連絡協議会の大谷貴子会長を新任した。任期切れの委員では、東京大大学院法学政治学研究科の岩村正彦教授と東京大大学院経済学研究科の岩本康志教授を再任した。（11/2MEDIFAXより）

改選後の社会保障審議会医療保険部会委員（2009年10月30日現在）

　▽岩月進（日本薬剤師会常務理事）▽岩村正彦（東京大大学院法学政治学研究科教授・再任）▽岩本康志（東京大大学院経済学研究科教授・再任）▽逢見直人（連合副事務局長）▽大谷貴子（全国骨髄バンク推進連絡協議会長・新任）▽岡誠也（全国市長会国民健康保険対策特別委員長、高知市長）▽紙屋克子（静岡県立大大学院看護学研究科教授・新任）▽神田真秋（全国知事会社会文教常任委員会委員長、愛知県知事）▽見坊和雄（全国老人クラブ連合会相談役・理事）▽小林剛（全国健康保険協会理事長）▽齊藤正憲（経団連社会保障委員会医療改革部会長）▽柴田雅人（国民健康保険中央会理事長）▽高原晶（諫早医師会長・新任）▽対馬忠明（健康保険組合連合会専務理事）▽糠谷真平（独立行政法人国民生活センター顧問）▽樋口恵子（高齢社会をよくする女性の会理事長）▽藤原淳（日本医師会常任理事）▽山本文男（全国町村会長、福岡県添田町長）▽横尾俊彦（全国後期高齢者医療広域連合協議会長、佐賀県多久市長）▽渡辺三雄（日本歯科医師会常務理事）▽和田仁孝（早稲田大法学学術院教授・新任）