医療・福祉の精神障害労災請求122件/08年度、厚労省まとめ
2008年度の医療・福祉分野業種の精神障害などに関する労災補償請求件数、支給決定件数がともに全業種の中で3番目に多いことが、厚生労働省のまとめで分かった。
厚労省によると、08年度の精神障害などに関する医療・福祉分野の労災補償請求は122件あり、製造業の168件、卸売・小売業の157件に次いで多かった。医療・福祉分野の支給が決定したのは26件で、製造業の50件、卸売・小売業の48件に続いた。
職種別では、医師・歯科医師などで5件、看護師・助産師・保健師などで4件、社会福祉関係職種で8件の支給が決定した。脳・心臓疾患の医療・福祉分野の労災補償請求は35件、支給決定は15件だった。
精神障害などに関する労災補償請求は全体で927件(前年度比25件減)、支給決定は269件(同1件増)。脳・心臓疾患の請求は889件(同42件減)、支給決定は377件(同15件減)だった。(6/9MEDIFAXより)