医療・福祉の成長、77%が期待/企業アンケート
独立行政法人労働政策研究・研修機構が国内企業を対象に実施した調査で、今後成長が期待できる分野に「医療・福祉関連」を挙げた企業が77.0%に上った。分野別では「新エネルギー・省エネルギー関連」の82.4%に次いで高い割合だった。
10年1月に従業員数300人以上の全企業と無作為抽出した100−299人規模の企業の合計2万社を対象に調査票を郵送し、3025社から有効回答を得た(回収率15.1%)。回答はいずれも複数回答となっている。
「医療・福祉関連」分野について「すでに事業として取り組んでいる」としたのは12.5%で、「流通・物流関連」(17.6%)、「環境関連」(16.2%)、「情報通信関連」(15.0%)に次いで多かった。「医療・福祉関連」で「今後事業として取り組む予定」としたのは5.3%だった。
雇用の拡大に関して「これまで拡大した分野」として「医療・福祉関連」を挙げたのは8.0%、「今後拡大が期待される」としたのは8.3%だった。(6/16MEDIFAXより)