医療・介護連携に向けたスタッフ編成を/厚労行政在り方懇でたたき台案
厚生労働行政の在り方に関する懇談会は3月2日、最終報告に盛り込む厚労省の組織の在り方に関して、構成員がまとめた「たたき台案」に基づく議論に入った。「たたき台案」では、医療と介護サービスの連携推進に向けて医政、保険、老健の3局が統一方針の下に政策立案・実施ができる組織にすることや、組織全体のガバナンス強化に向けて大臣を中心とした「政策推進会議(仮称)」の設置などを盛り込んでいる。
医療・介護の連携に向けた組織改革として、たたき台案では「既存の審議官の任務を見直し、医療・介護に関する基本的・総合的な政策方針の策定や調整を局横断的に担当させるとともに、スタッフ組織を編成すべき」と例示。2012年度の診療報酬・介護報酬の同時改定を見据えて「速やかに体制整備を図ることが必要」としている。
同懇談会は年度末までに最終報告を取りまとめる方針。(3/3MEDIFAXより)