医界寸評
ある福祉フェスティバルに参加した。社協が毎年開催している行事だ。「ふれあいステージ」「福祉体験・防災体験」等のコーナーがあった。仕事関連で、ライトハウスに点字の名刺を作ってもらっているが、読めない。そこで「点字」と「手引き」の体験をすることにした
▼点字器に紙を挟み、右から左へ打っていく。采の6の目を思い浮かべてほしい。その目に打つ組み合わせで「字」が決まる。それを裏返しにし、左から右へ凸の部分を手で触れて読む。難しい
▼手引きは「声掛け」から始まる。合意の後、どちらかの肘を持ってもらい先導する。決して引っ張ってはいけない。これも難しい
▼Mさんが『風になってください?』という本を出版された(3冊目)。自分の思いを綴られている。某書店でのトークショーでは、自分の体験談を笑いも取りながら上手にお話されていた。「手引き」の実演もあった。皆さん真剣に聴いておられた
▼終了後、点字入りの名刺を係の人に託して辞した。後日鄭重なお礼のお手紙をいただいた。ちょっとは気持ちが通じたかな?
▼「声掛け」には勇気が必要だが、視覚障害者の方がお困りの時は「お手伝いしましょうか?」と声を掛けてあげたい、私も心がけるつもりだ
▼独白「大丈夫」「笑顔のまんま」「花は咲く」良い詩である。自分なりにできることをしていけば良い。(玲奈)