医界寸評
先人の思いや求めていたものを引き継ぎ現実のものとし、さらに発展させ未来に引き継いでいくことはとても大切なことです。でも難しいことでもあります。新たにいろいろな問題や課題が生まれ、また先を見据え、今やらなければならないこと、必要なことを的確に、しかも時期を失うことなく行わなければなりません。でも一貫して受け継がれている思いは、「患者も医療関係者も共に喜び合える医療」です
▼診療報酬改定時期にいつも思うことがあります。4月から新しい診療報酬に対応するために時間が削がれたり、診療報酬の増減に一喜一憂する。本当は診療報酬が適正なものなのかを、しっかりチェックして正していかなければなりません。鉄壁な守りだけでは負けることはなくても勝つことはできません。攻めの姿勢も必要です。民主党政権に変わった今がチャンスです。待っていただけでは絶対に何も変わることはありません。これからは形勢を逆転し、我々が理想とする医療を国にぶつけ、攻めに入る時期だと思います。今何をしなければならないのか、何が必要なのかを考え、一人ひとりの力だけでは困難でも、志を同じにする仲間がその思いを一つにすれば、それは現実になります。今はみんなが一つになる「時」です。理想の医療を現実のものにしていきましょう
▼私は「治」のペンネームを引き継ごうと思います。(治)