医界寸評

医界寸評

 ▼今回衆院選挙での民主党のマニフェストは、以前に比べ詳細・多岐にわたっている。各方面から意見を聞き具体的に検討したことはよくわかる。ただ残念なことは、医療費の窓口負担に関する改善策がないことである。03年10月の「民主党の医療制度改革案」には、この年に始まった70歳未満の一般の7割給付・3割負担を8割給付・2割負担に戻すと謳っており、おおいに期待した。その後何故かこの案は闇に葬られたようだ。高速道路無料化等よりまずは一般の3割負担を2割負担にしていただきたい。新政権は、あれもしたい、これもしたいという思いがあるようだが、一般の医療費窓口負担・2割が実現すれば大きな目玉になることは間違いない。

(道)

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