医界寸評  PDF

医界寸評

 4人の若者が来日したのは1966年だった。京都で来日50周年記念コンサートが6月26日に開催される。実働約8年だが、その間、我々に様々な影響を与えた。いまだに私はどっぷりつかっている。作品作りのために一時薬物を使用していたようだ。海外有名アーティストが薬物を使用し、死に至ったという報道を耳にする▼日本でも覚せい剤を含む違法薬物を使用し逮捕されるという報道が後を絶たない。新しい発想が浮かばない、仕事がうまくいかないなど何かに行き詰まった時に悪魔のささやきに乗ってしまうのだろう。これらは氷山の一角であり、我々の周りにも蔓延していると思わざるを得ない状況である。「覚せい剤やめますか? 人間やめますか?」である▼今まで順調だったものが崩れ去った時どうするか? 「逃げること」が一番安易な方法だが、どう逃げるかが問題である。『逃げたらあかん』という石川洋氏の著書があるが、どこかに逃げ道を作っておかないとしんどくなってしまうだろう。といっても「薬物」に頼るのは問題外。そういう私は今、いいアイデアが浮かばない、良い文章が出てこない。医界寸評から逃げたい気持ちでいっぱいである。良い薬はないものか!! 特効薬はない。プレッシャーに打ち勝つ強い精神、そんなものは持ち合わせていない。そうだビートルズを聴いてみよう。(玲奈)

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