医界寸評
昔、ながら族であった僕はラジオの深夜放送をよく聴いていた。特にラジオ大阪の「夜明けまでご一緒に」が好きだった。パーソナリティーは桂小米(故桂枝雀)、笑福亭仁鶴、故桂春蝶、横山プリンなど。懐かしいですね、O先生!!
▼最近、といっても何年も前からであるが、朝早く目が覚めてしまう。明け方のテレビは飽きもせずテレビショッピングの花盛りである(罠にはまったことあり)。このごろはラジオを好んで聴いている(毎日ではないが)。民放ではなく悪名高かったNHKを。なかなか良い番組がある。僕同様に否応なく朝早く目が覚めて、聴かれている先生方がおられるかもしれませんが、「ラジオ深夜便」という番組である。この中に「こころの時代」というコーナーが4時台にある。作家、宗教家、医療人、芸能人など様々なジャンルの著名人が自分の体験を元に人生観を語る対談である。共感できる話の時には、我が意を得たり「そやそや、そうやなぁ〜」と一人で納得している。微睡みながら聴く話は気を和ませてくれる
▼先日、T先生ら5人と、小雨に煙る奥嵯峨へハイキングに行った。「広沢池」「大沢池」「名古曾の瀧跡」「嵯峨天皇嵯峨山上陵」「雎鳩」などが見られて有意義だった。色づいた木々や山々など自然は心を和ませてくれた。そのあとの現に戻った町中のビールもまた心地よく疲れた身体を癒してくれたのであった。一巻の終わり。(玲奈)
【京都保険医新聞第2667・2668号_2008年12月1・8日_1面】