医界寸評
八月豪雨、御嶽山の噴火、相次ぐ大型台風の来襲。まさに「災害列島にっぽん」の様相である。科学技術の発達に傲る人類に対する大自然の反攻なのかも?▼何の罪もなく犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表したい。明日は我が身かもと恐れつつ▼水害の多発による医療機関の電子データ喪失が相次いでいる。PC本体は勿論、昨今はバックアップのメディアとしても外付けHDDが主役となっているようだ。協会からも警鐘が発せられ、対策が提示されている▼10年の間に二度の水害に見舞われた身からひと言申し上げたい。HDDは大容量で便利なアイテムであるが、こと泥水水没に関しては脆弱である。今や過去の遺物と化したMO、活躍の場が限られてきている(?)CD、DVDは、泥水に水没しても、丁寧に洗浄、乾燥してやればほとんどが復活する。勿論HDDのデータも復活する場合があるが、専門業者への依頼が必要で、高額の費用がかかるようだ。ちなみに当院のレセコンデータは復活しなかった。初めて水害に見舞われた時は、MOでバックアップをとっていて救われたのだが▼貴重な経験(?)を活かして、本体、外付けHDDともラックの上段に設置し、更にメモリースティックにも保存してすぐ持ち出せるようにした。ただし、セキュリティーへの充分な配慮は必須である!(呑鉄童)