医界寸評  PDF

医界寸評

 最近思うのである。科学の進歩はどこまで続くのか、どうすれば人間と共存できるのかと。共存できなければ人類は破滅への道を辿ることになるのは明白だ

▼最先端医療、IT関連等現在の生活すべてが然りである。しかし、我々はそれらに多大なる恩恵を受けているから悩ましい。どっちつかずの自分がいる

▼京都の文化を守るために、たまに「カモ」になりに行く。行くと午前様になってしまう。昔と違って翌日というかその日の午前中は使い物にならない時が多い。健康を保つためには(1)に運動(2)に食事(3)に禁煙(4)最後に薬とよく言われる。運動は定期にはしていないが、極力歩くようにしている。禁煙は10数年前に病気を患って止めることができた(COPDは喫煙の既往があればたとえ禁煙しても発症する可能性があるらしいが)。問題は食事である。このストレス過多時代に、節食、節酒は難しい。最後の薬にも少々お世話になってしまっている。意思の弱い自分がいる

▼困難に遭遇した時に大事なことは(1)情報を集める(2)見識者に問う(3)事の本質を捉える(4)迅速に方針を決定しタイミング良く行動を起こす(5)結果を開示することだと先輩が教えてくれた。実際に遭遇した時、あれやこれや決断が鈍る。優柔不断な自分がいる

▼「考える葦」であるし「迷える子羊」でもあり、考え過ぎて疲れるのも人間だ。(玲奈)

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