医師養成数50%増を提言/
医療ビジョン具体化の検討会中間まとめ公表
厚生労働省は9月24日、「安心と希望の医療確保ビジョン具体化に関する検討会」の中間取りまとめを公表した。医師養成数を将来的に50%程度増加させることを目指すべきとの提言を盛り込んでいる。
医師養成数については、人口10万人当たりの医師数のOECD平均が日本の1.5倍であることを考慮し、「医学部教育・地域医療に支障を来さないよう配慮しつつ、将来的には50%程度増加させることを目指すべき」とした。医師需要を見ながら適切に調整する必要性も指摘し、医師需要を検証するために必要医師数の推計をやり直すよう求めている。
診療科間の偏在解消策として「医師が魅力あると思うようなインセンティブを付与することが重要」とし、外科系診療をはじめとした評価方法としてドクターフィーの検討の必要性を提言している。地域偏在については、特定の診療科の専門医が総合医・家庭医となることのできるキャリアパスや再教育プログラムの必要性も指摘した。(9/25MEDIFAXより)