医師臨床研修は2年間維持を/四病協が提言  PDF

医師臨床研修は2年間維持を/四病協が提言

 四病院団体協議会は12月25日、医師の初期臨床研修について2年間の研修期間を維持するなどとした「一貫した医師養成のための提言」をまとめた。提言では、卒前臨床実習から初期臨床研修、専門医研修までの総合的なシステム構築を急ぐべきとも主張した。

 厚生労働・文部科学両省が設置している検討会は12月17日、臨床研修期間を1年間とし、2年目以降は将来専門とする診療科で研修する方法を提案している。

 提言に先立ち日本病院会が2008年11月、臨床研修指定530病院を含む651病院に行ったアンケート調査によると、初期研修期間を「2年でよい」とした回答は70%、「1年でよい」は26%にとどまった。また、「医療崩壊の原因が臨床研修制度にあるか」との問いに対しては、「はい」が50%、「いいえ」が46%とほぼ同じ割合だった。(12/26MEDIFAXより)

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