医師確保などの施策「一定の効果あった」/厚労省の実績評価書
厚生労働省は9月8日、2009年度の実績評価書を公表した。医療従事者の確保などに向けた施策を「一定の効果があった」と評価しており、今後さらに拡充していく方針を示した。同評価書は「行政機関が行う政策の評価に関する法律」に基づき、前年度実績の評価をまとめたもので、今年度は08年度予算に計上した69件の施策目標のうち、38件について実績評価書を作成した。このうち、24件を重点評価課題と位置付けている。
大学医学部の入学定員の増加や短時間正規雇用制度を導入する病院への支援、女性医師復職支援などにより、地域の医師確保に向けた取り組みを行ったと振り返った。さらに、勤務環境が過酷な救急医や産科医の手当に対する財政支援を09年度予算で計上し、処遇改善を図ったとしている。(9/9MEDIFAXより)