医師不足対策など補正予算「早期成立を」/予算委で舛添厚労相

医師不足対策など補正予算「早期成立を」/予算委で舛添厚労相

 衆院予算委員会は10月6日、全閣僚出席の下、2008年度補正予算案に関する基本的質疑をスタートした。舛添要一厚生労働相は医師不足問題について「医師が余っているという閣議決定を11年ぶりに改め、不足しているとした」と強調。医師不足の一因とされる過酷な勤務医の労働環境改善に向け、医療クラークを配置する経費の補助事業などを補正予算に盛り込んでいるとして「補正予算案を1日も早く成立させてもらいたい」と訴えた。公明党の赤羽一嘉氏に対する答弁。

 舛添厚労相は、安心と希望の医療確保ビジョンで将来的に医学部定員数を現行の1.5倍とする考えを盛り込んだとしたほか、文部科学省とともに臨床研修制度の見直しに着手していることを紹介。厚労省として「訴訟リスク問題」でも産科無過失補償制度の創設や医療安全調査委員会の設置などを検討しているとも指摘し、現在進めている医師不足対策に理解を求めた。(10/7MEDIFAXより)

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