医師不足対策で「産婦人科の志望者増えた」/舛添厚労相  PDF

医師不足対策で「産婦人科の志望者増えた」/舛添厚労相

 連合は7月2日、2010年度予算編成に向けた重点要望事項をまとめ、舛添要一厚生労働相に要請した。重点要望では最低賃金の底上げなど労働関連事項と併せて、医師不足対策や医療提供体制の整備・充実を要望。舛添厚労相は「医師不足対策で産科分野に相当、力を注いだ結果、09年度の募集状況を見ると産婦人科の志望者は増えているし、ハイリスク分娩管理加算も大きな病院で算定している。やはり政策を変えていけばそれなりのことはある」と話した。

 舛添厚労相は「09年度は医学部定員を約700人増やすなど、長期的に戦略的なビジョンを描けた」と指摘。女性医師の勤務環境にも言及し「短時間労働の要望が最も強いので、これを進めていきたい」と述べた。さらに「今は医療提供者側からの対策だが、患者の方からの死因究明制度などもあり、それら施策のバランスをどう取るか。適切に対応していきたい」と話した。(7/3MEDIFAXより)

ページの先頭へ