医学部新設、賛成・反対で活発討議/文科省・検討会が初会合  PDF

医学部新設、賛成・反対で活発討議/文科省・検討会が初会合

 文部科学省の「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」は12月22日、医学部新設の必要性を訴える意見が出た一方で、医師の偏在こそ問題だとする反対意見が出るなど、初会合から活発な意見が交わされた。座長には慶応義塾学事顧問の安西祐一郎氏が就任した。

 検討会は、医師数を1.5倍に増やす公約を掲げた民主党政権の肝いりで設置。これまでの文科省の取り組みや、2010年度以降の入学定員の在り方について検証し、11年末をめどに意見を取りまとめる。

 委員の委嘱期間は12年12月13日まで。厚生労働省医政局と総務省自治財政局はオブザーバーとして検討会に参加する。

 検討会委員は次の各氏。

 ▽安西祐一郎・慶応義塾学事顧問▽今井浩三・東京大医科学研究所付属病院長▽片峰茂・長崎大学長▽木場弘子・キャスター▽栗原敏・日本私立医科大学協会副会長▽黒岩義之・全国医学部長病院長会議会長▽桑江千鶴子・都立府中病院産婦人科部長▽坂本すが・日本看護協会副会長▽妙中義之・国立循環器病研究センター研究開発基盤センター長▽竹中登一・アステラス製薬会長▽丹生裕子・県立柏原病院の小児科を守る会代表▽永井和之・中央大総長▽中川俊男・日本医師会副会長▽中村孝志・京都大医学部付属病院長▽西村周三・国立社会保障・人口問題研究所長▽濱口道成・名古屋大総長▽平井伸治・鳥取県知事▽森民夫・新潟県長岡市長▽矢崎義雄・国立病院機構理事長▽山本修三・日本病院共済会社長。(12/17・24MEDIFAXより)

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