医学部定員、760人増へ/文科省、ピーク時を280人上回る
医師不足問題をめぐって、文部科学省は8月29日、各大学による2009年度の医学部定員の検討状況をまとめた。定員は08年度より計760人程度増え8560人程度となる見通し。増員の内訳は国立42校の363人、公立8校の80人程度、私立29校の320人となっている。
政府は6月に「過去最大程度まで増員する」との方針を閣議決定したが、大学側の検討通りに進めば、ピークだった1982年を280人程度上回ることになる。
文科省は政府方針を受け、医学部定員拡大の申請を10月末まで追加で受け付ける。各大学の提示する地域医療への貢献策などを審査した上で、年内に実際の増員数を決定する予定。(9/2MEDIFAXより)