労働者、業者、農民など5500人が参加/
「生活危機突破」決起集会
11月13日、「なくせ貧困! 守れ雇用! 生活危機突破11・13中央総決起集会」が、東京・日比谷野外音楽堂で行われた。
集会は、中央社保協や全労連、全商連、農民連など参加する実行委員会の主催で、全国から労働者、業者、農民、医療従事者、青年、年金生活者など5500人が参加した。
集会では、全労連・大黒作治議長が主催者としてあいさつし、「生活危機突破の要求に基づく共同を国民の中に大きく広げよう」と述べた。日本共産党の志位和夫委員長やエッセイストの海老名香葉子さんが激励のあいさつを行った。
各分野の代表によるリレートークでは、北海道の病院に勤務する看護師のグループが登壇。「医師・看護師不足の影響で休憩も満足にとれず、患者さんに十分な医療を提供したくてもできない」と、地域医療のおかれた状況の深刻さについて発言。また、「定年後さっさと死ねと急かす国」と大書したむしろ旗を掲げて登壇した年金生活者の団体の代表は、後期高齢者医療制度の導入で、「お年寄りは肩身の狭い思いを強いられ、満足な医療を受けることもできない」と語り、同制度の廃止をと訴えた。そのほか、貸し渋り、貸しはがしの横行で「年越しできるか不安」と訴えた業者の代表、燃料の高騰で赤字続きの運輸労働者、派遣で働く青年などから次々に切実な声が上がった。
集会では、一人ひとりの参加者が「貧困なくせ」「雇用を守れ」などと書かれたボードを高く掲げて、「国民を大切にするまともな政治にかえよう」などとするアピールを採択。その後、参加者は国会請願や各省庁への要請を行った。