副理事長就任の挨拶／林　一資

　この度、京都府保険医協会の副理事長を拝命しました。思えば6年前に外科医会の推薦で理事に任命された時には、協会の存在すら意識していなかった私ですが、今回このような歴史ある協会の執行部に配属されましたことは、大変名誉なことであると共に、責任の重さを痛感しています。

　私の担当は、医療安全対策部会であります。幸いなことに、ここ数年京都府の医事紛争は、年々減少してきています。これはひとえに先生方の日々の医療への研鑽と医療安全に対する配慮の賜物と感謝しております。これからも少しでも医事紛争が少なくなるよう努力することが、我々医療安全対策部会の責務であると考えます。現在我が国は、東日本大震災、原子力発電所問題を抱え、政局も非常に不安定な時であります。今まさにより一層の安心、安全な医療体制が求められている時であります。昨年、協会の医療安全対策は50周年を迎えました。これまで諸先輩方が築き上げたこの歴史と伝統ある部会の経験と英知を十分に活用し、少しでも協会員の皆様が心置きなく、思い切った診療ができるように努めて参りたいと思います。まだまだ若輩の身ではありますが、精一杯頑張りますので、何卒ご協力お願い申し上げます。