副理事長就任にあたって  PDF

副理事長就任にあたって

副理事長  鈴木 由一

「魅力ある協会」のさらなる発展を

 昭和24(1949)年6月14日に「保険医の権利の擁護」と「社会保障の発展」を旗印に協会は設立され、今般、創立64周年を迎えた。今回、垣田新理事長就任に伴い、副理事長を再度引き受けるにあたり、身の引き締まる思いである。

 さて、協会理事会は月2回定例開催されており、正副理事長・監事8人、地区・専門医会から選出された理事16人が奮闘している。遠方からの理事はインターネットでの参加も可能となり、今後は他の会議等にも活用し、より多くの会員と身近に語り合える場を構築していきたい。

 事務局も現在19人で5部会(総務・経営・医療安全対策・政策・保険)でそれぞれ理事をサポートしている。

 協会の会員数は5月末現在2445人(開業医2185人、勤務医224人、研修医36人)となり、創立当時の約5倍になっているが、2009年度からは、開業医数が減少傾向にある。京都府でもこの4年間で新規開業数が151に対し、廃院数が187となっており、新会員対策は非常に重要なテーマになってきている。

 協会は、新規開業支援をメインに、各部会との連携で総合的な開業のお手伝いに努めている。開業資金はもとより、各種共済制度の利用の呼びかけ、保険請求の疑問や指導・監査・調査への対策などにも対応し、訪問活動や開業後の医業経営の安定化へのお手伝いをしている。

 「定期総会」は協会の最高議決機関であると同時に、それに続いて行われる講演会・懇親会は、会員との懇親の場とし定着してきている。今年は7月28日に京都ホテルオークラで開催を予定しており、当日は、PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス)総院長、ペシャワール会現地代表の中村哲氏をお招きし「アフガニスタンに生命の水を〜国際医療協力の30年〜」と題して講演いただく運びである。

 他にもバンド演奏・ワイン試飲会・福引、アミスセレクトからの商品展示即売など多彩な催しを企画中である。家族・従業員ともどもご参加いただきたい。(3面に案内)

 また、会員との意見交換の場として「地区医師会との懇談会」を開催し、時宜にふさわしいテーマをもとに情報交換するとともに忌憚のないご意見をいただいているが、参加者の出席率を上げることが今後の課題である。

 毎月1回開催を目標に、会員の癒しの場として定着しつつある文化事業は、会員飛び入り演奏やプロとのセッションで盛り上がる「ジャズライブ」、クラシックファンのための「京響サロンコンサート」。ワイン好きのワイン試飲と食事会を兼ねた「ワイン講座」、京都を中心とした歴史をひも解く「文化講座」、近隣を解説つきで巡る「文化ハイキング」など、今後もより一層、魅力あるものにしていきたい。

 なにはともあれ困った時には何なりと会員のための協会をめざして、頑張っていきたい。ご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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