副大臣に藤村氏、政務官に岡本氏/厚労省、医療担当の三役
政府は9月21日の閣議で、内閣改造に伴う副大臣・政務官人事を決定した。厚生労働副大臣には、藤村修衆院議員、小宮山洋子衆院議員が就任。厚労政務官には、岡本充功衆院議員と小林正夫参院議員が就いた。医療・介護は藤村副大臣と岡本政務官が担当する。
藤村氏は厚労行政とは縁のない文教関係議員。議員になるきっかけも、交通事故などで遺児となった子どもに進学の道を開く奨学金活動を学生時代に始めたのがきっかけだった。2009年の政権交代直前に党内の次の内閣で厚労相を務め、厚労行政のマニフェスト作りに参加した。大阪府吹田市を地元に当選6回。
一方、政務官の岡本氏は、名古屋大医学部出身で、国会議員を務める傍ら内科医として週1回、地元愛知県の市民病院で診療してきた。
役割分担は、藤村副大臣と岡本政務官が医政、健康、医薬食品、社会・援護、老健、保険、年金の各局を所掌。小宮山副大臣と小林政務官は労働基準、職業安定、職業能力開発、雇用均等・児童家庭、政策統括官(労政担当部分)、中央労働委員会を受け持つ。
官房と、労政担当部分を除く政策統括官は細川厚労相の直轄とするが、案件によっては、大臣の指示により副大臣と政務官が分担する。(9/22・24MEDIFAXより)