出生率、最低は京都・東山区/08年から5年間の厚労省統計  PDF

出生率、最低は京都・東山区/08年から5年間の厚労省統計

 厚生労働省は2月13日、2008年から5年間の「人口動態保健所・市区町村別統計」の概況を公表した。市区町村別の合計特殊出生率を見ると、最も高かったのは鹿児島県伊仙町の2.81、最も低かったのは京都市東山区の0.77となり、最も高い市区町村と低い市区町村の差が2.04となった。

 鹿児島県伊仙町に続いて合計特殊出生率が高かったのは、沖縄県久米島町の2.31。以下、沖縄県宮古島市の2.27、沖縄県宜野座村の2.20と続いた。一方、低かったのは京都市東山区に次いで、東京都豊島区の0.81、大阪府豊能町の0.82、東京都中野区の0.85となった。全体を見ると約6割の市区町村が1.3以上1.6未満を中心に分布していた。

 比率が100より大きいと全国より死亡率が高いとされる標準化死亡比を見ると、東日本大震災の影響により、男性は岩手県大槌町が192.4で最も高く、大阪市西成区の181.9、岩手県陸前高田市の167.3と続いた。女性も震災の影響から、岩手県大槌町が212.7で最も高く、以下宮城県女川町の196.6、岩手県陸前高田市の177.0となった。(2/14MEDIFAXより)

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