内服薬処方せん、1回量の記載を標準に/報告書取りまとめ
厚生労働省は11月30日の「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」(座長=楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)に、報告書案を提示し、おおむね了承された。処方せん上に記載する「分量」は、最小単位である1回量を基本とする方針を維持した。
報告書は、座長が事務局らと調整した上で完成させ、年度内に都道府県や関係団体などに周知する予定としている。その後2−3年以内に、内服薬処方せんの記載方法がどのくらい標準化したか中間評価を行い、より標準化を進める方策などを検討する。将来的に中間評価を実施するための準備として、処方せん記載方法に関連する事故の現状などについて、病院や診療所の協力の下、調査する方針を示した。(12/1MEDIFAXより)