共通番号制に反対の立場表明/保団連
保団連は8月29日、政府の「社会保障・税番号大綱」に対する見解をまとめた。「共通番号制」は社会保障の理念を変え、情報漏洩やプライバシー権の侵害にもつながるとして、制度創設に反対する立場を明らかにした。
保団連は共通番号制に関する国民の議論が成熟していないと指摘。拙速に制度を創設することで関係する制度間の整合性を欠き、時間や費用の無駄になるとした。
また、秘匿性が高い個人情報を保護するための詳細な取り決めが定まっておらず、情報の流出や目的外利用を防止するための具体策が不明確であることを反対の理由に挙げた。(8/30MEDIFAXより)