全市区町村で公費負担実施/妊婦健診で厚労省調査
厚生労働省は6月8日、妊婦健診の公費負担の状況に関する調査結果をまとめ、公表した。2010年4月時点で全市区町村で14回以上の助成を行い、公費負担額の平均は9万948円だった。
妊婦が居住地以外の医療機関などで健診を受けた場合の公費負担の対応については、「受診した施設と契約」と「償還払い」を併用して対応している市区町村が67.5%で最も多く、「償還払いで対応」が21.3%、「受診した施設と契約」が11.1%だった。また、受診券方式で公費負担している市区町村で、国が例示している標準的な検査項目をすべて実施しているのは52.8%、「血液検査の一部を実施していない」が36.0%、「超音波検査(4回)を実施していない」が24.0%、「子宮頸がん検診を実施していない」が23.2%などとなっている。(6/9MEDIFAXより)