全国平均の介護保険料月約180円アップ/厚労省が推計値
厚生労働省は11月28日、2009年度からの3年間平均の第1号被保険者(65歳以上) の介護保険料が月約180円増になるとの推計値を、同日の自民党社会保障制度調査会・介護委員会に報告した。全国平均の保険料は、約180円アップの月4270円(加重平均)へ引き上げられることになる見込み。
介護保険料約180円の引き上げの内訳は、介護報酬3.0%の引き上げで約70円、自然増分で約110円。政府・与党は10月30日の追加経済対策「生活対策」で、約1200億円を投じ、保険料の急激な上昇を抑制する措置を盛り込んでおり、今回の推計値はこれらの影響も加味したものだ。
各市町村は今後、さらに給付費の見込みなどを精査した上で、保険料基準額を算出し、2−3月の市町村議会で基準額を条例として決定する予定。4月ごろには、保険料基準額を集計して、最終的な全国平均額が公表される見通しだ。(12/1MEDIFAXより)