優秀作に指導監査部門の統合/厚労省の政策コンテスト
厚生労働省は7月22日、職員が新たな政策のアイデアを提案する政策コンテストの2次選考を行い、第1次選考を通過した7件の中から「対医療機関等に対する指導監査部門の統合等」など3つを優秀作として表彰した。最優秀作は「年金相談のためのワンストップ窓口の設営について」だった。
「対医療機関等に対する指導監査部門の統合等」をプレゼンテーションした保険局の向本時夫医療指導管理官は、給付適正化を目的に各制度で実施している医療機関への調査、指導、監査の組織を統合することを提案した。統合した組織は政策部門と切り離して大臣官房に設置し一体的実施を図るべきとした。
向本医療指導管理官は、プレゼンテーションの中で「医療監視と保険医療指導監査では、医師数や看護師数など調査項目に重複がある」と指摘。「今まで4回あったものが1回になる。行政、医療機関の双方にメリットがある」として指導監査部門の統合の有効性を訴えた。(7/23MEDIFAXより)