保険者申し出による再審査8.4%減/08年度、支払基金まとめ
社会保険診療報酬支払基金は6月22日の定例会見で、2008年度(08年5月−09年4月審査分)の審査状況を公表した。保険者による再審査の申し出は447万2000件(前年度比8.4%減)、医療機関による申し出は20万2000件(同0.5%増)だった。
保険者による申し出のうち、「原審どおり」となったのは273万件(同6.9%減)、査定となったうち「単月点検(レセプト1件単位の点検)」となったのは100万5000件(同9.8%減)、「縦覧点検(複数月にわたる点検)」となったのは68万9000件(同10.1%減)だった。一方、医療機関からの申し出のうち「原審どおり」となったのは13万件(同1.7%減)、査定となったのは7万2000件(同4.7%増)だった。
このほか、資格期限の切れた被保険者証が使用されるなどの「資格返戻」は238万5000件(同16.3%減)、記載すべき事項が記入されていない「事務返戻」は33万2000件(同10.3%減)だった。(6/23MEDIFAXより)