保険料率引き上げ緩和の選択肢提示/厚労省
厚生労働省は11月16日の社会保障審議会・医療保険部会で、財政悪化が深刻化している協会けんぽの2010年度の保険料率引き上げ緩和に向けた「選択肢」を示した。現在、13%となっている国庫補助率を、健康保険法本則に規定される16.4−20%に引き上げる案のほか、09年度に見込まれる赤字額3100億円の複数年度での解消や、現在は被保険者の人頭割りとなっている後期高齢者医療制度への拠出金を、被用者保険内で応能負担とするなどの財政調整も例示した。(11/17MEDIFAXより)