会員署名にご協力を 混合診療、総額管理の2課題で
安倍政権は成長戦略で、患者申出療養と新たな混合診療拡大策を打ち出している。また一方で、都道府県ごとに医療費を管理させる新たな「医療費総額管理制度」創設も狙われている。
これらはいずれも、国民皆保険制度を形骸化し、必要な医療サービスを患者に届けることを阻害するものである。また、混合診療拡大は臨床試験段階の新薬や新治療法を使用した結果責任を、患者や医療者に押し付けるもので、倫理的にも極めて問題である。
法案提出が年明けの通常国会に予定されており、協会は早い段階から医療者の意思を明らかにしておかねばならないと考えている。ついては、この2課題で会員各位に署名のご協力をお願いしたい。第一次締め切りは11月18日。
次号で患者署名も
次号の第2910号では、混合診療拡大反対の患者署名を会員各位にお届けする予定。協会が設計して取り組む久々の患者署名となるが、窓口でのご協力をお願いしたい。