代議員月例アンケート(85)  PDF

代議員月例アンケート(85)

 
対象者=代議員92人、回答数=40(回答率=43%)
調査期間=2014年11月28日〜12月9日
 
解散総選挙を受けて
 
アベノミクスに一定評価あるも医療政策は評価しないが多数
 
 今回の解散総選挙を受けて、会員がどうとらえているかを知るため代議員アンケートを実施。「評価する」「どちらかといえば評価する」「評価しない」「どちらかといえば評価しない」「わからない」の5択できいており、結果は下記の通り。
 なお、この結果は、投票日前に京都選挙区での立候補者に協会の要望(前号既報)とともに送付した。
 
解散評価しない8割
 
 今回の安倍首相による衆議院解散をどう考えるかについては、「評価しない」が55%と最も多く、「どちらかといえば評価しない」も合せると80%が評価しない意見だった。評価側は20%に止まった。(図1)
 
評価割れたアベノミクス
 
 アベノミクスに対しては、評価する側が38%、評価しない側が58%であった。ただ、評価する側は「どちらかといえば評価」が33%で多数であり、評価しない側は「評価しない」が43%で多数となっており濃淡に差がついた。
 自由意見では「評価するにはまだ早い気がする」がある一方、「効果があがっているとは思えない」「国家破産=戦争への道を準備する虚妄の経済政策です」など厳しいものもあった。(図2)
 
評価低い医療政策
 
 安倍政権の医療政策について、(1)患者申出療養など混合診療の拡大(2)医療の成長戦略への組み込みと国家戦略特区(3)医療費総額管理制度などによる都道府県単位での医療費抑制策—の三つの評価をきいたところ、いずれも「評価しない」が6割を超え、「どちらかといえば評価しない」も合わせると、(1)と(3)で8割を超え、(2)も75%が評価しない側であった。(図3)
 自由意見では、(1)について「国民皆保険制度、健保制度の解体、貧しい人々、大多数の国民から医療を奪い去る政策のはじまり」「これまで多くの人々が作り上げた制度を壊す愚策」、(2)では「市場原理導入でますます命が軽んじられている」、(3)では「医療の多様性を奪い去り、国家的統制を強化するもの」「医療費の抑制は絶対認めない」といったものがあった。

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