介護給付費５.５％増の８兆３６５４億円／１１年度の介護費速報

　国保中央会は７月１９日、２０１１年度の介護給付費動向の速報を公表した。総額は前年度５.５％増の８兆３６５４億円で、サービス総件数は１億２４５７万件だった。

　要介護認定者数は５２９万人で受給者数は４３２万人、受給率は８１.７％となった。受給者１人当たりの平均介護給付費月額は１６.１万円で、居宅サービス受給者では１０.９万円、地域密着型サービス受給者で２２.４万円、施設サービス受給者は３３.２万円だった。

　要介護度別の受給者数は「要介護度２」の８５万４７６人が最多で、「同１」７７万５２８３人、「同３」６８万１８３４人、「同４」６０万４０９７人、「同５」５２万２２９４人と続いた。

　サービス別の受給者数は、居宅サービスが３１７万人（前年度５.８％増）、地域密着型サービスが３０万人（同１１.７％増）、施設サービスは８５万人（同１.４％増）だった。

　サービス別で件数の伸びが大きかったのは、特定入所者介護サービスの「地域老人福祉施設」が同６８.３％増、地域密着型介護サービスの「地域老人福祉施設」が同６５.３％増、「地域密着型特定施設入居者生活介護」が同２６.６％増など。（７/２３MEDIFAXより）