介護従事者の賃金「一律に上がるものでない」/3.0%増で政府答弁書  PDF

介護従事者の賃金「一律に上がるものでない」/
3.0%増で政府答弁書

 2009年度介護報酬改定の3.0%引き上げが決定したことを受け、舛添要一厚生労働相が「ラフに言うと、現場で働いている人の月給が2万円くらい上がる」と述べていることについて、政府は12月2日に閣議決定した答弁書で、常勤換算で約80万人と見込まれる介護職員の給与に引き上げ分すべてを充てた場合、1人当たり月額2万円を超える水準になるとの趣旨で述べたものとの見解を示した。介護報酬引き上げで介護従事者の賃金が一律に上がるものではないとする考えも併せて示した。

 さらに「介護従事者の処遇改善は、有資格者を多く配置する事業者への報酬上の評価などを通じて取り組むことにしている」とした上で、介護従事者の賃金は、雇用形態や勤続年数、事業所の経営状況などに応じて個々の雇用契約で決められるとした。山井和則氏(民主) の質問に答えた。(12/3MEDIFAXより)

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