介護従事者の賃金、さらに1万6000円上げ/長妻厚労相
介護従事者の賃金を月額4万円引き上げるとした民主党のマニフェストについて、長妻昭厚生労働相は2月23日の衆院予算委員会で「前政権下で行われた介護報酬の3%増と処遇改善交付金を含め、トータルで4万円引き上げたい」と述べた。
2009年度介護報酬改定後に厚生労働省が行った調査では、改定前に比べて賃金は月額約9000円増加。処遇改善交付金では月額1万5000円引き上げるとしており、政権の任期である4年間で、差し引き1万6000円程度をさらに上乗せする方針を示したものだ。
長妻厚労相は、介護従事者の処遇改善について「(12年度の)介護報酬と診療報酬の同時改定に向けて、省内でも鋭意検討している」とし、「少なくとも4万円は達成したいが、それでもまだ不十分と思うので、引き続き取り組んでいきたい」と述べた。(2/24MEDIFAXより)