介護従事者の給与「4年間で1カ月4万円上げる」／長妻厚労相

　人材不足が指摘されている介護従事者の処遇改善に向けて、長妻昭厚生労働相は11月9日の参院予算委員会で「介護報酬を順次上げて、最終的に1カ月で4万円の月給の上昇を考えている」と述べた。木庭健太郎氏（公明党）の質問に答えた。

　長妻厚労相は、介護報酬改定で介護従事者の処遇改善を手厚く評価する考えを示した上で「その（職員の処遇改善のために手厚く評価した）部分が事業所の経費に流れて、職員の方の処遇に結び付かないということがあってはいけない」とし、改定結果が職員の給与に反映されているかどうかを検証する必要性に言及した。

　また、「介護ロボットなど、高齢者の方を支える設備の充実にも力を入れたい」とも述べた。（11/11MEDIFAXより）